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タイトル:スペインのさくらんぼピコタ


パプリカを調査するためにLa Veraラ・ベラと呼ばれるグレドス山脈の麓へ行ってきました。パプリカについては、別の機会にお話しますが、今回ちょうどサクランボ終わりの季節に間に合い、街中で人々がサクランボを選別している様子が見られました。

この地域はカルロス5世が隠居した地なので、当時の様子を物語る町や村があります。カルロス5世の側近と共に相当の数の人がこの地に移り住んだことが予想できますが、ビールもこの地域に伝わり今でもその伝統が残っていますし、売春宿なども建物はそのままの様子を残している興味深い地域です。

気候が温暖なので植物も美しく、カルロス5世は大好きなものを各地から取り寄せ、相変わらず痛風には苦しんだようですが、良い最後を過ごしたのではないかと思います。

サクランボはピコタという種類で、ヘタの部分がついていません。しっかりと果肉が固く特別な甘さをもっています。これは加工してジャムやコンポートにすると最高に贅沢な逸品となり、地域では色々な加工品があります。


私は最初に楽しそうに選別をしていた人達にピコタの予約をして町を散策。想像以上に多くの家で選別作業が実施されていました。朝、果肉が太陽光で温かくならない内に収穫するのが大切だそうです。2,3キロ入りの箱を1箱買って来ました。価格はなんと6ユーロ。毎日サクランボだけ食べていられる価格ですね。日本では考えられません。


面白かったのは選別テーブルの下にあった傷物のサクランボの籠。どんな風に活用するのか聞いたところ、ここでは全てヤギの餌にしてしまうそうです。日本では現在ヤギや小ヤギを食べる習慣はあまりないと思いますが、スペインでは地域によっては子羊よりもご馳走なのが小ヤギ。私も大好物なのですが、こんなサクランボを山盛り食べられるような地域で育っていればヤギも美味しいはず。スペインのヤギの旨さの秘密がまた一つ明確になりました。色々収穫の多い旅でした。


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