やっとオリーブの家具が出港したと連絡がありました。
(あと1ヶ月くらいでパワジオに届くはず...)
数年前からパワジオ倶楽部で紹介しているオリーブの家具、カントリースタイルのものばかりですが、オリーブの温もりを身体全体で感じることができるパワーアップが期待できる優れものです。今年はNHKスペイン語講座(ラジオ)のテキストで毎月スペインの伝統工房を紹介することになり、どんな風にしたら物の良さが伝わるのか、真剣に考えるチャンスを与えられています。
オリーブ家具の魅力もより深く皆様に伝えるため、詳しい情報を集めたり引退直前の叔父さんに一目惚れしてしまったソーイング用家具を作ってもらったりして、色々教えてもらいました。
家具に使われている材木は、生産性の低下したオリーブの大木を剪定したものが多く、2年から3年乾かすために時間がかかります。その後、樫の木よりも固いオリーブの材木は丁寧に昔からのデザインnパターンどおりにカットされ、最後に磨かれ組み立てが始まります。座席部分には、がまの葉が編まれています。
工房で80年余り前の子供用の椅子などを見せてもらいましたが、デザインも全く同じ。違いは長年の時間の経過で発生した独特の温かみと言ったところでしょうか。
しっかりと時間をかけて正直に作られるものは、大量生産は出来ませんし安いとも言えませんが、その魅力を察知してしまったら、必ず虜になってしまうことでしょう。オリーブの家具を見ていると、そんな人を惹きつける自然のパワーと職人の心を感じてしまいました。
皆様ご無沙汰しております。
すっかり春らしい天気になったかと思うと、冬に逆戻りするような日々がスペインでは続いております。
オリーブはますます新芽を出し大きく成長する季節になりましたが、皆様の家のオリーブの調子はいかがですか。今年はコンテナー仕立てのオリーブがどのくらい成長するのか、しっかりと観察してみようと思っています。
パワジオ倶楽部にポルトガルから可愛いオリーブの陶器が並び始めたと思いますが、次は新しいスタイルのまな板や家具が届く予定です。今までご紹介してきたドイツ人オリバーのハンドメイド用品だけでなく、アンダルシアのワイルド感が伝わるまな板なども今回は準備しておりますので、どうぞお楽しみに。
ところで、暖かくなるとホームパーティーなどを楽しみたい季節にもなります。我が家ではチーズなどを出す時だけでなく、とてもお洒落なテーブルセッティングが出来るオリーブのまな板は、器のように使っています。日本でも大人気のイベリコ豚の生ハムなどを、こんな風にまな板に並べてもとても喜ばれます。是非トライしてみてください。]
次回の便には、こんなオリーブのまな板が入っています!お楽しみに。
皆さん、オリーブは捨てるところがないって知ってますか?
オリーブの実を食べる習慣は日本には元々ありませんが、イタリアン料理好きの方々にはおなじみのおつまみだと思います。地中海では、日本のうめぼしや漬物のような感覚で、毎日楽しまれている食べ物なんですよ。日本では缶詰が一般的に流通していますが、最近銀座のデパート松屋などでは、地下の食品コーナーで量り売りでも販売されており、日本でも少しずつオリーブの漬物が広がりをひろがりを見せ始めています。缶詰だけを知っている人にとっては、塩が強くてあまり美味しいものだと思っている方は少ないと思いますが、採りたてのオリーブの新漬けや丁寧に扱われた漬物は、日本の漬物と同じように美味しいものです。
種は捨ててしまうと思うかもしれませんが、スペインなどでは燃料として活用されています。ストーブで使うと、非常に高温の熱を発するらしく、エコ感覚の優れている家庭ではストーブで利用するようになっています。
木は加工して家具や小物に変身しますし、葉っぱは日本でも人気のお茶になっています。枝はかごとして使えるし、本当に優れ物なんですオリーブは!
写真は、細かくカットを加えたオリーブの新漬け、苦味が残っていて美味しいのです。はじめての時はくせを感じるかもしれませんが、慣れるとこの苦味が旨みになります。
chiho
オリーブを実らせるためには剪定が不可欠です。いつ、どのように剪定するべきかは、パワジオ倶楽部でも販売されている岡井路子さんの著書『まるごとオリーブ』をご覧になっていただくのがベストですが、通常オリーブは植えてから5年で実をつけるといわれています。15年経過した時に大人になったと言えるそうで、その後150年間がオリーブの実を生産する理想的な期間だそうです。
150年の間元気で実をつけるために、そして健康なオリーブを育てるために必要なことは、とにかく剪定!空気がちょうどいい具合に枝と枝の間を通過するためには、冬場の剪定で風通しをよくし、虫などの被害も避ける必要があります。こうすることで受粉も順調に進みます。しっかりとした剪定で、全体の四分の一の枝が再生します。
剪定後のオリーブの木の形は?
これについては各地域で違うようで、ある地域は丸く、他ではコップ型と色々と違いがあるようです。これも地域にあった形を探す必要がありそうですが、実を収穫することが大切ですから、あまり高いところに登らずに収穫が出来るよう広がりがあるような形が理想的でしょう。
今回ご紹介している写真は、マドリードのあるオフィスへの入口。現在パワジオにあるような10年から12くらい経過しているオリーブの木が、シメトリーに置いてあります。建物のシンボルツリーにもなりますし、オフィスのイメージアップにもなっています。肥料さえきちんとあげれば、こんな大きな木でもプランターで栽培可能です。オリーブは本当に体力のある木ですね。
chiho
オリーブと聞いて無関心でいられる人は少ないと言えるくらい、現代人にとってオリーブの樹は魅力があると思います。正確にどこが生地なのかは色々な説があり決定することが困難なようですが、世界一古いオリーブ(原種)の化石は、紀元前37000年前のものだそうです。現実にオリーブ栽培を開始し、オイルの生産・貿易を始めたのがクレタ島であると言われ、そうなると紀元前4500年ごろにはオリーブ文化があったといえます。
そんな歴史ある木を一本庭に植えたり、人類の英知の賜物であるオリーブオイルの美味しいものに出会った時の感激は、それはそれは思い出深いものになります。オリーブとの付き合いが短い日本でも、オリーブの美しさや美味しさによって、その魅力に捕らわれている人は多数。それは説明出来ないたまらない魅力をオリーブが備えているからに違いありません。
パワジオ倶楽部では、その魅力をより生活の中で満喫できるよう、これからオリーブの育て方やあらゆる楽しみ方を本格的に指導できるようになれるよう努力しています。
庭に1本オリーブがあっても実らない、どう手入れしたらいいのか分からないと、オリーブの育て方はまだまだ未知の世界。それはオリーブを栽培する人々が、各地域で長年培ってきた独自の栽培法があり、固定された育て方が存在しないためです。各地の経験者の意見を聞きながら、日本のそれぞれの地域に合った栽培法を見つけ出す必要があるのです。パワジオ倶楽部は、一日も早く素晴らしいオリーブの木に恵まれた生活が出来るよう、各種のそれぞれ違う年代のオリーブを揃え調査をすることを開始しました。
そのためには、皆さんのご意見や参加が不可欠!どうぞ日本でのオリーブ文化を作り上げるために、一緒にがんばりましょう。
育ててくれる人に、こんなにエネルギーとパワーを与えてくれる豊かな木は少ないと思います。オリーブと共に豊かな生活に一歩踏み出しましょう。
今後、このコーナーを使ってオリーブについてのストーリーを語って行きますので、どうぞよろしく。
chiho
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