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Tasting Arbequina アルベキーナのテイスティング会

マドリードでアルベキーナ種だけのテイスティング会に参加してきました。オリーブオイルテイスターやソムリエと呼ばれる人たちは、継続して味覚と臭覚をトレーニングしておく必要があります。特に臭覚は使っているようで使っていない五感なので、トレーニングが大切なのです。


Photo from Escuela Europea de Cata

スペイン各地で栽培されているアルベキーナを試飲したのですが、改めてレリダ県産のアルベキーナが優れていることを再確認出来ました。メーカーの人が自分のオイルを悪く言う訳はないので、このような場で色々比べて判断することも、より優れたオイルを日本の皆様にお届けするためには重要なことなのです。

今回あるマジョルカ島のオイルメーカーが参加しており、アルベキーナ種は実はマジョルカ島が原産地であるという一説も語っていました。遠い昔にどのようにレリダのアルベカ(これがアルベキーナの名の由来となる町)で栽培されるようになったか文字で残っていると、歴史的な裏付のあるストーリーとして認められるわけですが、それ以前のこともあるでしょうから簡単にはわかりません。こういう風な情報交換が出来るのも、こういうテイスティング会に参加するメリットのひとつです。

今回は料理とのコンビネーション指導も少しあったので、次回は少しそれについても紹介します。参加者は、イタリア、中国、日本と多国籍。オイルメーカーの方々も半分くらいおりました。


Photo by Escuela Europea de Cata


ひとつ間違いなく確認できた情報があります。オリーブを育てる場合、結実させるためには2種類の品種を一緒に育てることを通常オススメしていますが、オリーブは独特な植物で、そのように2種類必要な品種と1種類だけでも結実するAuto-compatibleの品種があるのです。
その1品種でも結実する品種がアルベキーナなのです。フレイバーやアロマの魅力だけではなく、このような高い結実性も評価されアルベキーナは人気品種となったのです。オリーブ栽培のために広いスペースが無いという方、是非アルベキーナを育ててみてください。

パワジオ倶楽部がオススメするアルベキーナ種のオリーブオイルはこちらのオリカテセン!

chiho

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