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アンダルシア・ハエン県のオリーブ農園訪問

オリーブオイルを知るために、オリーブ農園訪問は欠かせません。先日も品評会の後に、どうしても行っておきたかった農園を訪問してみました。オリーブ栽培は、地域地域で独特の特徴があるので、直接伺い質問することを大切にしています。

  

通常、農園訪問をすると必ず埃まみれのジープに乗せられ、山を登ったり降りたりしますが、今ちょうどハーブやオリーブの花が満開だったので、非常に気持ちのいい埃だらけの一時が過ごせました。今回案内してくれたルイスさんの話では、ローマ人がこの地域のオリーブ栽培には大変貢献したそうですが、彼らは非常に勤勉で既にオリーブ栽培に重要な色々なことを知っていて、実際実践したそうです。


オリーブ農園を作るための土地選びに欠かせなかったことは、地域に野生のオリーブが生息しているということ!上質オリーブオイルを得るための決定的な条件になるそうです。


農園を管理しているフェリペさん 61歳


そのため伝統ある農園の敷地には、沢山の野生オリーブ品種『アセブッチェ』が存在しますが、興味深いことに、この品種と一緒に新しい品種も混ざって成長しており、自然の不思議がオリーブ畑でも存在することが確認できました。アセブッチェは成長するのに大変な時間がかかり、実は小さいので、薬用が多いのですが、あの有名なオペラ歌手パヴァロッティは、アセブッチェのオイルを飲んでいたそうです。納得できますね。

この農園はほぼ10万本のオリーブを栽培しており、昔はひとつの町のようだったそうです。現在も20名ほどの労働者の方が生活していますが、今のような機械化が進む前は200名ほどの人が生活を営んでいたそうです。写真の男性はこれから水遣り用のホースを地中に埋め込みに行くと言っていました。この水遣りホースもはじめの頃は木に吊るしてあったのですが、最近ではそれが埋め込まれるそうです。水も出来る限り無駄がないようシステム改良が進んでいるそうです。それにしてもすごい数のオリーブですから、作業も気が遠くなります。


アンダルシアでもオリーブは美しい花を咲かせていました。

この調子だと今年も豊作のようです。


chiho

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コメント (2)

ことり。:

こんにちは!
オリーブコミュのことりです^^
延々と続くオリーブ畑、素敵な風景ですね!
野生のオリーブ!そうですよね・・やはり本当においしい果実がなるのは、自生しているような場所なんでしょうね。

chiho:

ことりさん

コメントありがとうございます。返答が遅れて申し訳ありません。

このアンダルシアのシエラ・マヒナという場所の風景は感動的です。
野生のオリーブが自生している場が、オリーブの栽培に適しているという話は、私も納得がいくことでしたし、なるほどと思う説明でした。味も自生しているオリーブに近いオリーブの木から収穫できるものが、一番優れているそうです。興味深いですね。
オリーブ農園はどこを訪れても、それぞれ発見があり勉強になります。

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